Vimの最低限の設定
UNIX系のサーバーにはほぼ必ず入っているテキストエディタが Vim です。とても軽快なエディタなので、Gaussianのアウトプットファイルの様に何万行もあるようなテキストファイルを扱うときに威力を発揮します。
Vimとは Vim というテキストエディタがあります。UNIX系サーバーにはほぼ必ずインストールされているので、Gaussianサーバー等にリモートから(自分のPCから)接続して作業するときに、威力を発揮します。ここでは、Vim の簡単な[…]
日本語を扱わないのであれば、特に設定せずに初期状態のままでも使えますが、必要最低限の設定をすれば、より快適に使えますので紹介します。日本語も使えるようになります。
Vimの設定の前に
Vimがインストールされているかの確認方法
ほぼ間違いなくほとんどのサーバにはインストールされているはずですが、念のため確認法を書いておきます。vim がインストールされているかの確認法は、iTerm2 (あるいはターミナル) からサーバにssh接続しで which コマンドで確認します。vim のパスが表示されれば入ってます。
$ which vim
/usr/bin/vim (あるいは /usr/local/bin/vim など)
たいていの場合、vi と入力しても vim が立ち上がるようになっています。which コマンドで下記のようにでてくれば、vi と入力しても vim が起動します。
$ which vi
vi: aliased to vim
Vimの設定
.vimrcの設定
サーバー上のVimで作業するときは、Vimの設定はサーバーのホームフォルダに .vimrc というファイルを作ってここに書き込みます。Macにインストールした vim を使うには、Macのホームフォルダに .vimrc を起きます。私はサーバーと自分のMac双方に .vimrc をおいています。私の設定を貼っておきます。” から始まる行はコメント行です。
" .vimrc setting
" http://kenchan0130-aki.hatenablog.com/entry/2013/10/06/035023
" https://qiita.com/gsk3beta/items/88ed8729ad8de4e55a5f 等を参考
" 行番号の表示(行番号を表示したい人は次の行の"を消してください
" set nu
" 右下に表示される行・列の番号を表示
set ruler
" 自動インデントを有効にする
set autoindent
" タブを表示する時の幅
set tabstop=4
" 自動で挿入されるインデントの幅
set shiftwidth=4
" タブの代わりにスペース4
set expandtab
set shiftwidth=4
" 閉じ括弧入力時に対応する括弧の強調
set showmatch
" showmatch設定の表示秒数(0.1秒単位)
set matchtime=4
" インクリメンタルサーチを行う
" set incsearch
" 文字列検索で大文字小文字を区別しない
set ignorecase
" 検索文字に大文字が含まれる場合にignorecaseをOFFにする(大文字小文字を区別する)
set smartcase
" 文字列検索でマッチするものをハイライト。ESC2回押しでハイライト消去
set hlsearch
nnoremap <ESC><ESC> :nohl<RETURN>
" コマンドラインにおける補完候補の表示
set wildmenu
" Deleteキーを有効にする
set t_kD=[3~
" バックスペースキーの動作を普通のテキストエディタと同じようにする
set backspace=indent,eol,start
" 見た目によるカーソル移動をする(1行が複数行に渡って表示されている時に表示上の行ごとに上下移動させる)
nnoremap j gj
nnoremap k gk
" シンタックスを有効にする(コードをカラーを付けて見やすくする)
syntax enable
" カラー設定
colorscheme delek
" エンコーディングをutf8に設定
set encoding=utf-8
" ファイルエンコードをutf8に設定
set fileencodings=iso-2022-jp,euc-jp,sjis,utf-8
" 改行コードの自動認識
set fileformats=unix,dos,mac
" 編集中のファイル名を表示
set title
" ウィンドウの幅より長い行は折り返して表示
set wrap
" 以前のカーソルの位置を記憶
if has("autocmd")
au BufReadPost * if line("'\"") > 1 && line("'\"") <= line("$") | exe "normal! g'\"" | endif
endif
これだけ設定すれば、非常に快適になります。
参考:
http://kenchan0130-aki.hatenablog.com/entry/2013/10/06/035023 (リンク切れ)
必要最低限のvimrc (Qiita)